今年は、日本の国際収支、いわゆる経常収支が第一四半期に赤字になるなど、下図のような国際収支推移のグラフは、一般新聞紙上でも何度も取り上げられました(国際収支の統計は税務省のホームページに公開され、時事通信のホームページでも図表が毎月アップデートされています)。
アベノミクス以降も拡大していた貿易収支のマイナスがクローズアップされてきましたが、ここではサービス収支の内訳を見てみます。
輸送サービスが安定的に赤字なのは頷けるとして、旅行収支が大きい赤字ウエイトを占めていましたが急速に赤字額が縮小しています。世界の中には日本人よりも外国人が多いので黒字であって然るべきとは思いますが、円高是正や国内の安近短志向の影響もあり、第二四半期に黒字になりました。クールジャパンや観光立国といった施策が功を奏しているのかもしれません。
突発的に黒字になるが、このところ赤字額の大きいその他サービス収支の内訳は、下図のとおりです。
細分化して見ていくことで、海外進出あるいは国内回帰のビジネスチャンスが見つかるかもしれません(2013/12/13マエダ)。
経常収支
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